2012年12月7日金曜日

LAV-25(アメリカ海兵隊 八輪式歩兵戦闘車)

情報元:Wikipedia(LAV-25)

LAV-25(英語: Light Armored Vehicle)はアメリカ海兵隊が使用する八輪式歩兵戦闘車(IFV)である。スイスのモワク社製装甲戦闘車両 (AFV) ピラーニャ・ファミリーを基に開発され、ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・カナダ (GDLS Canada) が製造している。

デトロイト・ディーゼル製6V53Tターボチャージャーエンジンを動力とする。前4輪を使って回頭するが、走行に使う駆動輪は全8輪または後4輪のいずれかを選択できる。LAV-25は水陸両用車であり、上陸作戦中の最大速度は約12 km/hである。水上航行能力があるものの、水面に波が無い環境に限られている。陸上での走行速度は8輪も4輪も共に約100 km/hを出すことができる。しかし、8輪駆動の場合は燃費に影響をおよぼす。
LAV-25は25×137mm口径のM242 ブッシュマスター砲 1門と7.62×51mm口径のM240機関銃 2丁、4連装発煙グレネード発射機 2基が標準装備である。乗員は3名で、車長、操縦士、砲手から構成されている。これと兵員6名の他、戦闘機材を搭載できる。
1990年代後半から多くの改良を施されているが、現在はSLEP(延命プログラム)の改修計画が進行している。新造の改良型車とSLEPを受けたLAV-25はLAV-25A1へと名称を変えた。また、LAV-25A2へ発展させるためLAVファミリーの継続的なアップグレードに必要な資金提供が承認された。アップグレードの第一段は車体内外の装甲強化、火力制圧装備、サスペンションの改善などである。第二段のLAV-25A2では、油圧で旋回させていた砲塔の動力を電動駆動に入れ替え、火器管制装置の赤外線カメラがレーザー測距儀に変更された。