2012年12月27日木曜日

K1(大韓民国 戦車)

情報元:Wikipedia(K1)

K1は、大韓民国が開発した第二・五及び第三世代主力戦車である。元々の制式名は88戦車(88전차、パルパルチョンチャ)。

韓国陸軍は、創設以来M41やM48パットンなどのアメリカ製戦車を主力戦車として運用してきた。一方、国境を接する朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮人民軍陸軍は、115mm滑腔砲を装備するT-62を天馬号の名でライセンス生産するなど戦車部隊を強化し、さらに強力な125mm滑腔砲を装備するT-72の配備も時間の問題とされていた。
これらの滑腔砲を装備するソ連製戦車に対し、M48やM60パットンなどの既存の戦車やそのアップグレートでは太刀打ちできないと判断した韓国政府は、独自での戦車開発を決意した。
しかし、当時の大韓民国陸軍には国産戦車の開発経験もノウハウも無く、戦車開発能力が不足していた。そこで1980年から、M1エイブラムス戦車を開発したアメリカのクライスラー・ディフェンス社(現:ジェネラル・ダイナミクス社)が設計・開発を行ない、試作車は1983年に完成した。生産は、韓国の現代車輌社(現代精密、現:現代ロテム)が担当して翌1984年から行われ、1987年に「88戦車」として公式に存在が発表された。同時期に大隊規模の訓練検閲が内外の報道陣に公開されている。